ドケルバン病
右手の拇指側の腱鞘炎を起こして、少しブログもお休みしていました。
働いていた頃に(ずいぶん昔です)、
手の使いすぎから右手のドケルバン病になりました。
(ドケルバンはこの疾患を報告したスイスの外科医の名前です)
ドアノブは回せない、寝返りを打つときに手をバタンとするととても痛い、
鉗子で綿球を絞れない、常時痛みがある
という状態で全然仕事にならなかったので
ステロイド注射をしてもらいました、
以降もたびたび炎症を繰り返しましたが、そのときに役に立ったのはシーネ。
ドクターが私の手に合わせて(もちろん、良肢位になるようにして)
ギプス材料で作ってくれたものでした。
良肢位で安静が保たれるので、ずいぶん痛みが楽になりました。
以降、熱感や軽い痛みがきた時には冷湿布をして、シーネを固定することで、
症状が悪化するのを防げたように思います。
今は手首の負担を軽減する手首枕や
手首をしっかり固定できるサポーターも出てきました。
経年劣化でシーネが使えなくなってからは、
症状が出始めたらすぐ手首用のサポーターを使うようにしていますが、
自分に合っているものだと、なかなか快適です。
女性に多い疾患ですが、家事や育児は手首に負担がかかるものも多く、
安静を保つことは難しいことが多いです。
一度起きてしまうと、それ以降はしょっちゅう顔を出してくる疾患ですから
普段から先に挙げたグッズを使ったり、手首の軽いストレッチをしたりして、
手首に疲れをため込まないことが肝心だと思います。
わかりやすいページがあったので参考までにリンクを貼っておきます。