ある紅茶店の閉店
大好きな紅茶店が昨年12月に閉店したことを知りました。
正直、ものすごくショックです。
(本店は今もやっています)
心の洗濯と充電に行きたいなと思っても
この数年、子どものこと、町内会のこと、私自身の事故や
実父の入院で本当に自分のために動ける時間がなくて、無理でした。
そのお店で初めて、「リシーハット」というダージリンティーの
セカンドフラッシュを飲んで、紅茶が好きになり、
いろいろな紅茶を飲んだのですが、
その時にのんだリシーハットがどうにも忘れられなくて、、
くたびれて、本当に辛くなったときに、その紅茶を淹れる…というのが
数年前までの私でした。
少しだけ時間に余裕があるときは
たいていお店で流れている「エンヤ」を聴きながら紅茶をすすって、
お店によるくらいはできるときには紅茶を買って…。
そうやって、何とかやり過ごしてきたけれど、
この数年はそれすらもできなくなり…。
なんて書くと、いかにもしんどそうで、
確かにしんどくはあったのですが、紅茶を淹れて、赤い色を見ていると
世の中、まだまだ辛い、大変な思いをしてる人たちは何億といる。
この茶葉を摘んでくれたのは、どんな人だろうか、
学校には行けているんだろうか、寒くないんだろうか、
ご飯は食べられているんだろうか。
お茶を淹れて、ホッとしている私は幸せ…と思い返せもしました。
本当に辛くて体もあちこち壊しかけたとき、
支えになってくれた一つはリシーハットとこのお店でした。
ファーストフードも含めて、お店に入って飲食するのは
私にとってはスーパー贅沢なことで、1人で入るのはこのお店だけでした。
お店に行けたのは数度でしたが、
贅沢な時間を過ごさせてもらえて、本当に幸運でした。