「パシフィック・リム」…を今頃見てみて
私は映画を仕入れる?のがものすご~く遅い人間で、
今頃になって「パシフィック・リム」を見ました。
太平洋の深海の裂け目から巨大怪獣が出てきて攻撃するのですが、
実は恐竜時代にも来ていたそれらはクローンで、大気や地球が清浄なので、
汚染が進んだこの時を待って、地球を植民地にすべく攻撃をしてきたというもの。
地上に現れたそれらを倒し、割れ目を破壊しようという戦いなのですが、
私と同世代とかもっと若い人で、これを見た人は感じるのじゃないかなと思います。
あれは<エヴァ>じゃないか・・・。
<エヴァ>というのはエヴァンゲリオンのこと。
エヴァは乗員とエヴァとが同期するのに対し、
パシフィック・リムは人型巨大兵器「イェーガー」に乗り込む
二人の乗員が互いに同期するという違いはあります。
が、<やっぱりエヴァだ>感いっぱいの映画でした。
2017には「パシフィック・リム2」も出るということなんですが、
そのころにはどんな形になっているのかなとやや気になります。
大変失礼ながら、エヴァを越えられるのか否かという意味で。
個人的には「イェーガー」の操縦方法は面白い・・・というよりは
違和感を感じて戦闘シーンなのに心の中でやや笑いが出ました。
私には<ロボットやスーツの操縦>はコックピットで行うものっていう感覚が
すっかりついてしまっているせいで、
イエーガーの操縦がジムで筋トレをしている人にしか見えないんです。
ストーリー自体は非常にシンプルなので、
男の人だとロボット系の戦闘シーンを頭を使わずに楽しめるというメリットは
あるのだろうなと思いますが、
私としては戦闘シーンを楽しめないタイプなので、ちょっと物足りない感じでした。
ただ、特筆したいのは芦田愛菜ちゃんの演技。
ヒロインの子供時代という非常に短い時間の演技ですが
あれは見事だと思いました。
巨大怪獣に襲われて、離ればなれになったお母さんを探しながら逃げ惑うんですが、
その巨大怪獣を倒したイエーガーから出てきたのが、この映画の主要人物の一人で…
という、ヒロインにとっては非常に重要な記憶(トラウマ)の場面を演じるんですが
セリフはほとんどなく、表情の演技。
それが本当によかった。
愛菜ちゃんが絶賛される意味が分かりました。
私的にはここが一番の見どころ(^^;)な感じもしました。